10年の月日 [写真]
3.11から10年目の今日はTVでも朝から追悼番組が流れている。「貴方にとってどんな10年でしたか」という問いに「長い10年」「あっという間の短い10年」という中に「10年前のあの時から時間は動いていない。なにも変わっていない」と語った人の言葉が胸に残る。まだ復興半ばにコロナ禍というさらなる試練が課せられ、人間がどこまで立ち向かえるかが問われている。
木の根明く [写真]
昨夜は雨がすこし降ったようだ。庭の梅の木に小さな水滴がついていた。木々の根元は同心円状に雪が解けて洞になっている。こちらでは「木の根明く」という春の季題である。雪は白いどころか黒くなってきれいなところはほとんどない。ブログをお訪ねすると春の花が華やかに咲いていて夢の世界へと誘ってくれる。残り物に福ありと自分に言い聞かせ遅い春の訪れを待っている。
裸木の魅力 [写真]
葉をすべて落として裸になった冬木立は、北国の冬の厳しさを存分に伝えている。激しい風や重い雪に曲がりくねった幹がそのことを物語る。緑滴る新緑の美しさにも魅了されるが、私は裸木にも惹かれる。風雪に耐えて大地に力強く根を張って生きる生命力は人の心に響くものがある。身を纏っているすべてをはぎ取った時、その本体の持つ力が姿を現す。
電話の楽しみ [写真]
会って話ができない分、勢い電話の時間が長くなる。メールよりもやはり肉声がいい。スマホを使い放題にしておいてよかった。1時間近くは平気でおしゃべりができる。相棒は見るたびに電話が続いているのであきれた顔をしている。顔を見ないで声だけでも相手の気持ちがわかるものだ。声は正直である。最初の一声でそれがわかる。何はともあれ電話で長話をする相手がいることに感謝。
何事もない日曜 [写真]
昨夜は頭痛がひどくて寝られるかと心配したが、なんと横になって30分もしないうちに寝入ったようだ。朝はすっきりと目覚めた。頭痛でも寝られるので助かる。晴れてはいたが風が結構冷たく、思ったより雪は解けなかった。ネコヤナギの生えている土手まで行ってみたいが、雪で長靴が埋まってしまう。今日の写真もお蔵から。十勝川を飛び立とうとする白鳥。夜知り合いから、日曜美術館で伝説の写真家ソール・ライターの紹介をしていると電話が来る。朝の番組で見ていた。
半年ぶり [写真]
昨日姪っ子から整骨院の先生が心配してますよとメールが入った。考えてみると10月以来パタッと行っていない。コロナの加害者になるのも被害者になるのも嫌で2月末の大事な会がすむまで自重していた。市内の感染者も減りそろそろ再開するかと出かけてみる。なんとすぐできるかと思ったら10人待たされた。半年ぶりのマッサージは気持ちがよかった。早く元の体に直してもらわないと困る。
雪解け早まる [写真]
今日はプラスの8度近く気温が上がり、雪がかなり溶けた。相棒は早速つるはしを持ち出して雪割り作業。玄関先の氷を割って排水溝までの流れを作った。しかし、明日は再びマイナス気温とか。この溶けた状態で凍り付いたら大変なことになる。何とか転ばないで春を迎えたい。今日もお蔵の写真、白鳥さんの朝のストレッチタイム
老いた牡鹿 [写真]
今日もお出かけなしでお蔵の整理、昔の写真の中に自分を見るような1枚に出会った。かなり高齢である。深い雪の中にじっと動かずにこちらを見ている。何もかも見据えたような目、年季の入った角、顎髭が生えているようにも見える。これだけの巨体を支える餌を冬山で探すのは難しいだろう。徒党を組まず1頭だけで行動しているようだ。元気に春を迎えてほしいと思いながら静かにその場を離れた。
雛弁当 [写真]
花屋の店頭には梅のつぼみのついた枝がたくさん置かれていた。室内に飾るとあっという間に花が開く。今日はひな祭り。ゴミ友の先輩が雛弁当を注文してくれていた。夕方持ってきてくれる。かわいらしい飾りのついたちらしずしのお弁当である。珍しく華やかな雰囲気に、相棒はどうしたんだ今日はと驚きの声。いくつになっても雛祭りですからねと私は澄まして答える。二人だけの静かな夕食が始まった。
高校入試延期 [写真]
昨夜のうちに20センチ,日中も20センチ、４０センチの降雪量という予報は見事に当たり、街中が再び真綿に包まれたように純白の世界となった。町内のパートナーシップで排雪したばかりなのに、車道は1車線になっていまった。もちろん交通機関にも大きな影響が出て、明日予定の道内の公立高校高校の入試が一日延期となった。初めてのことである。
