美術館で検温 [写真]
8週ごとの検診の帰りに道立近代美術館に行く。開館していたが、入り口を入るといつもの雰囲気と違う。まず黒い服を着た女性が手に黒い器具を持ていきなり額の前に差し出した。体温を測るのだと理解するまで数秒。それから男性がテーブルの方に案内。先客が4人いたが、座って何やら書いている。芳名録ではなく連絡先と記載されていた。そして床に折れ曲がったラインが引かれていて、展覧会場へ順次スタンスを保ちながら入るようになっていた。これがこれからのコロナスタイルか。隣の知事公館の裏庭では、緑に囲まれた安田侃の彫刻周りで数組の親子が団欒していた。
たかがパン、されどパン [写真]
私の朝食はこの数十年トーストと紅茶と決まっている。パンにもこだわりがあって、気に入ったものがある限りは同じところの角食（北海道弁？）を食べている。先日友人と知人の家に寄った時、お土産にパンをいただいた。そのパンを口にしてびっくり、今まで味ったことのない美味しさである。翌日今まで食べていたパンがまずいと思ったくらいである。今日は友人がその店を訪ねてわざわざ買って届けてくれた。明日からしばらく極上の味を楽しめそうである。
アカシアの花 [写真]
机の中には「北方季題選集」が入っている。引き出しを開くたびにこの本を開いてみるが、今日は夏の季題の植物のところに蝦夷松の次にアカシアの花が載っているのが目についた。家の近くの街路樹がアカシア並木でもうすぐ白い花を大木の枝一杯につける。「初夏アカシア並木には明治のロマンが残っているように思えてならない」と俳人は言う。私は西田佐知子が歌った「アカシアの花が咲くころ・・・」のハスキーな声を思い出す。
（写真はお隣の庭の小さな山法師）
梅ジュース [写真]
我が家の庭で唯一収穫の楽しみがあるのは梅だけである。今年はパッと咲いて散ったので実はならないかと思ったが、数日前から小さな実が目につくようになった。まだ2．3センチくらいしかない。豊作にはなる気配はないので今年も梅酒かなと息子に話したら、梅ジュースがいいよ。そしたら今度行った時に‥・も飲めるからという。知らぬ間に息子も親になっていた。
様変わりした庭 [写真]
今日はまた涼しさが戻って一時暖房を入れたほど。庭の木も様変わり、梅の木に小さな実がなっている。今年の出来はどうだろう。家の裏のジャーマンアイリスが一気に咲きだした。ツートンと紫一色で勢力争いをしている。今年は互角か。チューリップが終わったのでその後にサルビアを植えた。この花は雪が降るころまで咲いている。お隣のナナカマドの木で雛がかえったようだ。チチ、チチと小さな鳴き声がして出入りする姿が見えるが巣は見当たらない。今夜は曇天で月の姿が見えない。
ドライブ [写真]
ひさしぶりに友人の車で千歳までドライブ。緑はすっかり濃くなっていたが、川のせせらぎの横を通る時は気持ちがよかった。何ケ月も電話でおしゃべりするだけであったが、顔を見あって話すのは別である。まずはコロナ太りのスタイルを慰めあう。そして道の駅の美味しいソフトクリームを平らげる。帰り道には14夜の大きな月がのぼていた。
十三夜の月 [写真]
新聞を開きながら何か明るいニュースはないかなと探す。目に留まるのは「コロナ重症化のリスク」高齢者は11倍、肥満は３倍、持病もちは・・・倍、ああ私は20倍くらいなのだと先を読む気がしなくなる。重い足取りで階段を上り踊り場の窓を開けると、満月に近い月が煌々と雲間に浮かんでいる。しばし眺めながら深呼吸。急ににわか雨が降り始めたが、月の輝きは変わらなかった。いいことだってきっとあると自分言い聞かせる。
ウニの味 [写真]
連日快晴が続いているが、どこにも出かけられないので、古い写真を見ては思いだしている。数年まえアツモリソウを見に礼文島へ行った時のもの。なだらかな丘陵を歩いていく人や一面のお花畑に感激したことが思い出される。いや、一番は獲れたてのウニを海水で洗った食べたことだ。漁師さんが獲ってきたウニを海岸で割って食べさせてくれた。よっぽど食べたそうな顔をしていたのだろう。あの味は今も忘れられない。
青空に心晴れて [写真]
この数日快晴が続いている、青空を見ているといっ時でもコロナのことを忘れる。今日は孫が初めて一人で学校に行ったそうだ。山坂のきつい道を30分くらいかかる。私ならとても歩けない。昨日は久しぶりの外出で7，000歩以上歩いたせいか、夜ふくらはぎが何度も攣ってひどい目にあった。自粛生活ですっかり身体がなまってしまった。
